1 目的
本規約は「静岡文学マルシェ運営委員会」(以下委員会と表記)が運営する同人誌即売会イベント「静岡文学マルシェ」(以下当イベントと表記)に関する基本的事項を定めることを目的とする。
2 用語の定義
(1)「参加者」とは当イベントに参加するサークルおよび一般入場者を指す。
3 本規約の効力および改訂
(1)当イベントに参加する者はイベント当日もしくは参加申込の手続き等において本規約の効力が及ぶことを了承していると見做す。また当イベントの開催後の事務処理終結の告知を以て規約の効力を失うが、知的財産および禁止事項(別途)においてはこの限りではない。
(2)規約の改定については運営委員会にて随時協議し、改訂できるものとする。改定した内容は速やかに周知するものとする。改訂した内容の発効は最初の告知から72時間以上の猶予をもった日付を発効日として記載することとし、発効日の記載ない改訂はこれを有効としない。
4 参加資格
以下の各要件を満たしている、もしくは参加当日には満たすことが可能であると見込まれること。
(1)代表者が義務教育課程を修了していること。
(2)概ね、文章が主体となっている同人誌を当日1冊以上頒布出来ること。参加者において判断が難しい場合は、委員会に問い合せを行ってもよいものとする。
(3)成人向等のレーティングが必要な作品については表紙に明示することを販売側に義務付け、販売時の年齢確認は個々のサークルによって実施されるものとする。年齢確認をしないことでサークルもしくは個人が被った被害や損益について、運営委員会では責任を負わない。
(4)所謂暴力団等、反社会的団体に所属していないこと。
5 参加者義務
(1)参加者は本規約および参加要綱に従い、運営委員会スタッフの指示ある場合には従うこと。
(2)当イベント会場において、他者の迷惑もしくは妨害となる行為をしないこと。運営委員会からの注意によっても改善されない場合は強制退場となることを了承すること。
(3)当イベント会場において、運営委員会の運営の妨害となる行為をしないこと。
6 参加費用
(1)参加費用はイベント開催毎に参加種別にわけて募集要綱へ記載する。
(2)参加費用の剰余金は返金せず、次回開催の経費として利用する。
7 申込取消
(1)申し込み締め切りまでは申し込みの取り消しを自由に行うことが出来る。
(2)申し込み締め切りまでの取り消しには振り込み手数料を除いた金額を返金する。
(3)申し込み締め切り後の取り消しにについては、返金を行わない。
8 禁止事項
以下の禁止事項が確認出来た場合、会場からの即時退去を命じることができ、参加者はそれに従わなくてはならない。
また、該当サークルについて運営委員会は次回以降の参加を拒否することが出来る。
(1)イベント運営を著しく阻害する行為。
(2)18歳未満の参加者に対し、18禁指定の頒布物を販売または観覧させる行為。
(3)当イベントに関する情報を改ざんし流布する行為。
(4)当イベントのスタッフを名乗り、不正に利益を得ようとする行為。
1.会場持込の禁止
(1)猥褻物、猥褻図画と見做されるもの。性器や性行為が修正されていない図画が掲載されているもの。
(2)動物
(3)危険物
(4)その他運営委員会スタッフが不適切と判断したもの
2.会場での禁止
(1)コスプレおよび会場内での更衣。
(2)運営委員会の許可の無い、会場内での録音、撮影、USTREAM、ニコニコ生放送等の生中継行為。但し、参加サークルが宣伝および記録のため自ブースのみを撮影する行為についてはこれを禁止しない。その撮影の際にはサークル構成員以外の第3者が写りこまないように配慮もしくは画像の修正をする義務を負う。前文の義務を達成するため運営委員会より写真の修正もしくは削除の指示がある場合には従う。
(3)会場内での喫煙および飲酒、泥酔状態での入場。
(4)参加者や近隣サークルの迷惑となる行為。
(5)会場ホール外でチラシをまく行為。
(6)会場内での猥褻行為。
(7)運営委員会の許可のない取材行為。
(8)サークル参加していない者が会場で制作物(同人誌、チラシ、グッズなど)を頒布する行為。但し運営委員会の許可を得てチラシ置き場にチラシを設置することのみ禁止しない。
(9)その他当運営委員会が不適切と判断する行為。
9 運営委員会の義務
(1)運営委員会は得られた個人情報を厳重に取り扱い、管理する。ただし、個人情報に当たらないものに関してはイベント終結後も保持し、運営委員会の判断で利用することがある。
(2)個人情報の判断基準については一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)のプライバシーマーク認定基準におけるポリシー(JIS Q 15001)に準拠する。
※参考URL http://privacymark.jp/wakaru/index.html
(3)個人が特定出来ない情報として、サークル名・参加ジャンル・ホームページ等のアドレスを運営委員会の判断で利用することが出来る。
(4)イベントの実施については速やかに事務処理を含めて対応を行い、特定の相手への利益供与もしくは不当に損益を被る行為をしない。
(5)イベント会場内での急病、怪我に対しては社会通念上一般的な応急処置を行うが、それ以上の責任を負わない。
10 知的財産の取り扱い
(1)運営委員会は当イベントの記録のため、情報・映像・画像等を使用し、作品や資料を作成することが出来る。また、運営委員会はそれらを放送や展示、出版物などのメディアへ広告などの目的の為提供することが出来る。
但し、個人を特定出来る情報を利用したり、または画像や映像で顔など個人が特定出来得る可能性のある情報に関してはぼかしの使用など、特定が困難な状態にしてから提供する。
(2)参加者は上記記録として作成された作品や資料に対し、肖像権、著作権等の権利を主張もしくは行使しないこととする。
11 中止
当運営委員会はイベント当日の速やかで安全な実施が著しく危ぶまれている、または参加者に危険が及ぶと判断した場合、イベントの中止を決定することが出来る。
その場合、返金額はサークル参加費を上限とし、移動・準備等にかかった費用の返還義務を負わない。
12 免責
(1)当イベント参加準備のため、もしくは当日の移動中に起きたあらゆる事故、損失、損害、怪我等に対して運営委員会では一切責任を負わない。
(2)イベント当日にサークルや参加者間において発生したあらゆる紛争について、運営委員会では一切責任を負わない。
(3)貴重品、販売物、衣類等(コートや傘など)は自己管理とし、紛失・盗難・破損が起きた場合でも運営委員会では一切責任を負わない。
13 分離性
・本利用規約に定める条項の一部が無効とされた場合であっても、他の条項の有効性に影響を与えないものとする。 この場合、当該無効とされた条項は、当初に意図された目的が可能な限り達成できる有効な条項に当然に置き換えられるものとし、参加サークルはこれを予め承諾するものする。
14 準拠法と裁判管轄
・運営委員会と参加サークル間で紛争が生じた場合には日本法を準拠法とし、静岡簡易裁判所または静岡地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。
2016年9月1日 発効
2019年12月1日 一部文言の修正・発効